ご応募ありがとうございました!電車・バスをテーマにしたその名も「路川柳」を募集したところ、
全国から電車部門、バス部門あわせて1087句のご応募をいただきました。
声援、思い出、出会いと別れなど、一句一句に人生のさまざまな情景があふれ、
あらためて電車やバスがかけがえのない存在であることを知りました。
室井滋さんをはじめ選者のみなさんの心を動かした作品が数多くあり、
審査の結果、次の通り入賞作品が選ばれましたので発表します。



これ「月曜日」がポイントですね。1週間の始まりってだるい。でもいつもの電車で、イケメンの車掌さんに会えると思うと気分がアゲアゲになる。週のスタートの気分がすごく生き生きと描かれていて、とてもかわいらしい川柳だなと思いました。(室井滋)
みなさん共感されると思いますが、やっぱり「イケメン」。私もそうですが、やっぱり会えると嬉しいって思う。17歳の方の句と聞き、本当に恋をしてらっしゃるのかなと、思いがリアルに伝わってくるいい作品です。(伊東志乃)
17歳の女子高生が、こんなみずみずしい句を作ってくれたことが嬉しい。気持ちよく自分を表現して、若い人たちがこれからもっと川柳の世界へ参加してくれたらすばらしい。「電車バスの路川柳」という企画に感謝したい。(谷澤裕平)
恋の句はたくさんありましたが、これが一番好き。ちょっと恥ずかしそうなところがとても良いですね。全身を見たいと思いながらも、横顔しか覗けない。乗る場所がいつも同じだったのかなと映像が浮かぶ、初々しい句だと思いました。(室井滋)
「横顔に」っていうところがすごくいい。バスで見るのはどうしても横顔になるでしょう。でもそこに気づいて表現されたことが、この句を印象的にしています。他にもいろんな恋の句があったのですが、この「横顔」に惹かれました。(伊東志乃)
いつも声をかけたいけど抑えている。ここにやっぱり富山県人の控え目な気持ち、奥ゆかしさがあると思いました。真正面から顔を見られない女性の恥じらいを、「横顔」から十分感じることができ、そこが良い句だと思いました。(谷澤裕平)
知らない町へ行くのって、やっぱりワクワクするんです。「うんとくすぐる」にその気持ちがよく描かれています。(伊東志乃)
存続問題を抱えている電車に対するエールです。なんとかして残してもらいたい、という作者の思いが伝わります。(谷澤裕平)
駅がどんなところにあるのか、この一句で映画のワンシーンを見てるかのような、そんな広がりがある作品。(室井滋)
無人駅に立つたびに、まるでタイムマシンに乗ったように過去のことを思い出す。変わらないものの姿が魅力的な句です。(室井滋)
譲られたのは席じゃなくて気持ち、その優しさがあったかい。その心のつながりが、ありがたい、それがにじみ出ています。(谷澤裕平)
何気ないけど温かい情景が浮かぶし、見ていた人がいいなって思った。それが十分に伝わってくる句です。(伊東志乃)
乗るとき、また降りるとき、その先の行動も見えてくる動きのある川柳。その姿がほっこりして、楽しくなります。(室井滋)
バスとか電車で行くとしたら、それだけでワクワクします。これを「きらめく日」と書いた、ここがうまいなと思います。(伊東志乃)